色覚さんの「日常あるある」はコレだ!
どうもこんにちは。ショッキングピンクが大好きなこうじです。
そうなんです。ショッキングピンク大好きなんですよね。専門学校で「金>赤>オレンジ>ピンク」で最後はずっとピンクでした。それでも左青・右オレンジの学生には目立てませんでした。悔しい。
それはさておき、今回は色覚異常がある人ってどうなの?って話をしたいと思います。生活で不便に感じたりとか仕事で困ったりとか。
色覚異常を持っている方にはあまり関係ないかもしれませんが、持っていない方には持っている人はこう言う所で困ること多いんだなという一つ選択肢なればいいかなと思います!
こうじ
あ、何で困るかは人それぞれなんで、参考程度にどうぞ^^
色覚異常とは?
色覚異常と言っても色々あります。
見分けつきづらいと言った一般的には軽度(色弱)から色の判別がつかないモノクロ(色盲)の重度まで様々です。
さらに色弱の中にも、赤が弱い人(赤色弱)もいるし、緑が弱い人(緑色弱)もいます。さらに特定の色の区別がつきづらいというパターンもあります。
こうじ
ちなみに僕は軽度な赤弱です。一番多いやつだと思います。
色覚が絡んだ出来事(〜学生時代)
子供の頃に僕が体験した事で困った事は殆どなく、これは完全に周りの環境に恵まれたケースも含まれると思います。
子供時代は、人と違うだけでいじめの対象になったり、価値観が違うと「あの子変わってる」認定しちゃう事が多いですからね。
あ、今はわからないですよ。昭和な人間でごめんなさい^^
ちなみに僕の小学校には、一人だけ次元が違う頭の良さの子が一人いて、その子はクラス全員から物理的でないいじめを受けちゃうレベルの時代です。
僕も色覚とは関係ない理由で小学校高学年時代はクラス半分くらいからいじめを受けておりましたが、
こうじ
誰よりも嫌われてる俺、オンリーワンかっこいい!
というちょっと痛い子でした。
生肉食べすぎた事件
小学校入ったかどうかっていくらいの時期だと思うんですが、父のソフトボール大会?かなんかの催し後に行われた焼肉があったんです。
いやー食べましたね。半生肉。
その後めっちゃ腹下した記憶があります。
ちょっとここら辺の記憶が曖昧ですが、とりあえずお腹下したのだけは覚えています。当時なんて何も考えてなかったので、普通に食ってた気がします。
ドヤ顔でダメなやつ答える事件
今ってあるの?色覚検査。あの本みて何が書いてあるか当てるアレです。
殆どの設問が文字どころか点の集合体にしか見えず、苦悩していたところ、ついにはっきり分かる問題が!
もうドヤ顔で答えますよね。ドヤァッ!
医者
あ、それ答えたらダメなやつです。
ピッコロさん事件
これはほんとに僕もびっくりだった話です。
高校生の時は、もちろん陰キャ勢の僕はよく友達とそれぞれオリジナルの女性キャラクターを描いて誰のが一番可愛いかとかやってたわけです。
そんなのを何回かやった後に友達から言われたのが、
友達K
なぁ、お前のキャラってなんでみんなピッコロさんなの?
なんか、無意識に肌色選んでたら、どうやら緑だった様なんです。なんて言うのかな。うっすら緑?ガチなピッコロさん想像した人ごめんなさい^^
これについては全く意識してなかったので、自分でも言われてびっくりしました。
今は、RGB数値をベースにして色選んでるので、そこまで外した色は選びませんが、それでも自分の好きな色を選ぶと結構ビビットになりがちなので、よくかなこに・・・
かなこ
色合い、いい感じだね(派手だね)。
とか言われます。
色覚が絡んだ出来事(社会人時代〜)
社会人時代は結構色々あります!学生時代とは真逆で、かなり環境に恵まれませんでした。
主に上司との価値観の違い、基準の違いで結構苦労しました。
単体で見ると分からない事が多いんですが、並べると色の違いくらいは分かります。だから余計相手に伝わりづらいんですよね^^;
大抵は「並べて分かるなら、これくらい分かるでしょ?」ってなります。
一つ目信号分からない事件
これ。赤と黄色が分かんないです。普通の信号なら見分けつくんですけどね。まぁ普通の信号なら光ってる場所でも分かりますし^^;
かなこが運転する事はDQのメタルキングか、FF3のレッドドラゴン級にレアですが、横に乗ってる時は、都度教えてくれるので非常に助かってます^^
これも個人差あると思いますが僕の場合は、周りに比較対象があればある程度判別できます。
しかし、今回のように信号機が一つしかないと言ったような比較がない場合、途端にレベルが上がります。
もちろん、青が赤に見えているわけではありませんし、赤が黄色に見えているわけではありません。色合いの認識の方向性はおそらく一緒なんですが、微妙がさじ加減がわからないと言ったイメージです。
僕は赤弱の関係だと思いますが、例えば暗めの赤色の場合茶色と間違う事が多いですし、うっすらピンクとかだったら白と間違う事が多いです。
まさに「わたしが測れる強さの物差し1メートル単位。1ミリと3ミリの違いって分かりんせんでありんすね。」と仰るシャルティア=ブラッドフォールンの言葉がしっくりきます。
こうじ
とりあえず同乗者に感謝^^
かなこ
私の住んでいる地域の場合、一つ目信号の赤の場合は一時停止標識があるのですが…必ずあるわけじゃないようですね。雪国仕様かな。
私がいない時で赤か黄色か区別がつかない場合、一時停止するように促しています。
ちなみに、一つ目信号の赤でも停まらないで事故に遭うケースが多いようで、一つ目信号というもの自体が今後は減っていくとのこと。
パズドラ見分けつかない事件
これねこれ。ほんとこれ。しかもスマホで画面も小さいじゃん。小さいから余計わかんないです。無意識でやったら間違いなく半々くらいで間違います。
まぁ、今のゲームって殆どの場合ユニバーサルデザインなので、柄が違ったり他の判断材料も用意してくれてるんで、まぁ甘えっちゃ甘えかもしれませんね(笑)
ちなみにぷよぷよも「んん〜?」って感じで判別する感じです。ただ、あれは明らかに形が違うので形でパズドラよりは助かります。
ムーヴラテ言いがかり事件
僕が初めて買ったのが、ムーヴラテです。かわいいの大好きなんです。好きな色はショッキングピンクです。
ただ、僕その時ピンクのメタリック?のムーヴラテを買ったのですが、どうも届いた色がシルバーだったんですよ。『あれ?注文間違ったか?』とは言え、懇意にしてくれているディーラーさんだったので、まぁシルバーでもいいかって思ったんです。
んで、友達に「車買ったぜイェ。」しに行った時に、『ピンク頼んだのにシルバーになっちゃったよ〜。』って愚痴言ったんです。そしたらね・・・
友達A
ピンクで合ってるよ。
友達B
薄いピンクだよ。
友達C
メタリックなピンクもオシャレだね!
こうじ
で、でっしょ〜(冷や汗)
みたいな事がありました。
これももちろん並べると、あー確かに違う!って思うんですが、パッと見ると微妙な差だとわかんないんですよね。
アパレルWebショップつらい事件
なんだかんだで、東京から北海道に帰って来てからはずっと楽天とかECモール系に出店しているアパレル企業に勤めさせて頂いておりました。
そして仕事内容の一つに商品ページ作成というものがあるんです。商品を撮影して、画像をきれいに加工しなきゃいけないんですが、画像を加工する一つに色合いを調整するというのもあるんですよ。あとはわかりますね?^^;
ここら辺撮り方によるかもしれないので一概に言えないんですが、僕の勤めていた会社の環境だと緑系とか赤系が実物通りの色にならないですよ。なので、ここら辺は画像加工ソフトなどを利用して実物に近い色に加工する事になります。これがなかなか難しいです。というか無理です。だって、普通の人どういう色で見えてるのか知らないんだもん^^
勤め先によっては「色合わせもできないのか!」とか「いくら色覚だっつってもこれくらいなら難しくないべや。」とかありました。いやぁ大変!
しかもこれって「実は僕色覚で〜す!てへぺろ^^」じゃないんです。ちゃんと伝えた上で入社してるんです。なので完全に価値観の違いですね。もちろんこういう会社は今のご時世では稀だと思います。
こうじ
そう思いたいです。
こうじ困ったランキングベスト3
せっかくなんで、日常生活で困った事をランキングにしました!
3位: 配色系のソーシャルゲーム
こうじ
色分け系のゲームはちょっと神経使います。
2位: 一つ目信号
こうじ
あれはブービートラップ。
1位: 焼肉
こうじ
ダントツ一位。同行者に感謝しながら食べましょう^^
一人焼肉は牛肉オンリーか、焦がせばOK。
色覚異常者あるある
なんか可哀想がられる
結構こういう事あると「大変そうだね。」とか言われるんですが、実際言われて初めて『あぁ、確かに分かる人に比べたら大変かも。』って考える程度です。実際日常で大変とか考える事がないです。
ていうか多分、こういった障害を持っている人って今の状態が当たり前なんです。当たり前に大変って考えないですよね?そういう事です。まぁ、個性みたいなもんですしね^^;
逆に今までなんともなかったのに急にそうなってしまった。いわゆる後天性の人の方こそ大変だなぁって思います。そう言う方たちって今までの当たり前が変わりますからね。
あとは、結構周りの環境も影響するかもですね。毎日「あなたは人とは違うのよ。」っておまじないされてたら、そうなるかもしれません。
幸い我が家は完全にオープン?だったので、
母
片耳難聴でも色弱でも死にはしないと思うよ!
こうじ
確かに!俺生きてるわ!
そんなかんじです^^
色覚用のメガネってどうなの?
時々「色弱用のメガネ」というものの話を耳にする事があります。これって一体どうなんでしょうか?
先ほどもお話しした通り、僕の以前勤めていた会社では、色合いの調整が必須の会社であった為、『これはやべーぜ!』って事になって一度メガネ屋さんで訊いた事があります。
僕の住んでいるところ近くに取り扱いをしているメガネ屋さんがあったので、さっそく試させてもらいました!
全部が全部ではないのかもしれませんが、色々とお話を聞いた感じで言うと「色が一般的に見えている色に見えるようになる」と言う訳ではないようです。
実際に試した感じでも、色合いが「やべー!」ってなった感じはありませんでした。むしろ全体の色合いが変わるので、常用出来るものでもない気がします。必要な時に必要に応じて使うと言った感じですかね。
ただ、今まで紛らわしかった色が区別できると言う意味では有効だと思いました。現に店員さんも、あくまでも色の区別をしやすくするための補助的なものと言った説明でした。
なので、今回僕の場合はこのメガネで世間一般的に同じに色に見える必要があったので、そう言う意味では該当しませんでした。
こうじ
ハッキリさせるだけなら、赤セロファンを通すだけでも結構わかりますよ(笑)
パートナー目線の話も聞いてみました
妻のかなことは、出会ってから大体9年くらいになりますが、色覚さんとの違いを感じるシーンになると「こんなに見え方って違うものなんだ!」とよく驚かれます。
昔は障害といった一括りでしたが、こういうのも今の時代では一つの多様性ですよね。自分と見えているものが違うんだから、感じ方も違って当然ではありますよね^^;
かなこさんの協力や理解もあって、例えば前述した「色合わせ」や「焼肉」など、僕が難しい所は自然と変わりにやってくれたりしてくれるので、とても感謝しかありません。
こうじ
俺色覚でかなこはなんか困る事ないの?
かなこ
色合わせとか焼き肉くらいだしそんなに支障はないかな。
ただし、肉ひっくり返すのは手伝え。
個性と見るか障害と見るか
まぁ、「色どっちだろうな?」と考えるのが第一でそこに対して「不便だな」と感じる事はあんまないんですよね。それはおそらく僕の場合生まれつきそうだからなんだと思います。言ってしまえば日常です。
きっと後天性な事になると、当たり前が当たり前じゃなくなるのは『大変そうだな』とやはり想像してしまいます。障害を抱えている人に対する『大変そうだな』はきっとここから来ているのかなとも思います。
確かに「周りと何かが違う!!!」とは思いますが、個性としてみれば、実はちょっとした違いでしかないんだろうな〜とも思います。
かなこのココが困った色覚さん
とはいえ、小さいことでは若干困ることもあるご様子。
それは・・・「顔色がわからない」だ!
機嫌とかじゃないよ^^
「なんか顔青白いね。」とか「顔赤いね。」とか全然わかりません。
かなこさんは具合が悪くなると顔が真っ青になるタイプ。そして貧血気味の時とか良くこんなやりとりをします。
かなこ
なんか貧血気味かも…
瞼の裏、白くない?
こうじ
?????
…ごめん、俺わからん…
かなこ
ぐぬぬ…
ぐぬぬ…具合が悪いことって見た目じゃ伝わりにくいから、顔色が悪いのって「具合が悪いよ!見て!見て!」とわかりやすく伝える指標の一つなのにそれが伝わらないのは時々困るという話を伺いました。
確かに!僕ができるのは
こうじ
ほんとだ!青白いね!
と合いの手を入れる事くらいです。ごめんなさい!
得手不得手、というくらいの認識
例えば、かなこさんは果物の酸味がとっっ…ても苦手で、僕が普通にうまうま食べてても、とても酸っぱそうにしてる事がよくあります。
個性で考えたら、色覚もそれと同じレベルなんだろうな〜って思いません?
好き嫌い、得意苦手もその一つです。僕はたまたま色の違いが苦手。かなこさんはたまたま酸味が苦手。
大事なのはその人の当たり前を理解する事。自分の当たり前を押し付けるのではなく「文化がちがぁ〜う!」とヒストリエのエウメネスレベルで考えていたら良いと思うんです。
(ヒストリエの続きマダー?)
そしたら世界は平和。
もちろん、苦手なことに対しての歩み寄りは必要ですが。
そのくらいの認識で良いんじゃないですかね!
かなこ
まぁ、でも紅葉とかの綺麗な色づきを共有できないのは寂しい。
今は幸いにも、アプリを使えば、色覚さんの見え方を疑似体験できます。僕はできないけどね!へっへっへ^^
解る側の人が理解すればいいし、色覚さんも見え方が違う(それが良い悪いではなく)のを認めればいいわけだと思います。
まとめ
というわけで、こういうのって結構周りの理解ってかなり重要かもしれませんね。
僕はプライベートではすごく恵まれましたが、社会ではかなり不遇でした。
ただ、誰が悪いとかはないと思うんです。自分の想像がつかない事に対しては間違いなく自分のさじ加減を基準にする人の方が絶対多いと思うし、「あ、そうなんだ。」って素直に受け入れられる人は日本の忙しない一般社会にいたら少ない気がします。
なので、もしそういった方とコミュニケーションを取る機会がある場合は、その人がどのラインを超えると障害を感じるのかを確認すると良いと思います^^
いわゆる健常側にいようが、標準偏差のど真ん中にいようが、マイノリティだろうがマジョリティだろうが。
それぞれ一人ひとりが「自分が多様性のひとつ」として認識できるようになれば、世界はもっと優しくなれると思います。